OCNモバイルONEでは日割りコース(110MB/日など)は翌日に、月割りコース(3GB/月など)は翌月に無料で勝手に繰り越してくれるので、効率よくデータ容量を使い切ることができます。
例えば、3GB/月のコースなのに今月は2GB余っちゃったって時は、2GB+3GBで来月は5GB使えるようになるんです。
無駄にデータ容量が多い料金プランを選んでしまい出費を増やしてしまうことのないように、この繰り越しサービスのことをよく理解しましょう。
もくじ
OCNモバイルONEのデータ繰り越しサービスとは?
OCNモバイルONEをはじめほとんどのケータイ会社で月に使えるデータ容量は◯GBで◯円、とかで決められています。
でもそのデータ容量をピッタリ使うのってほぼ無理ですよね。
大体の場合は、3GBのコースなのに今月は1.5GB余っちゃったー残りの1.5GBもったいなーってケースが多いと思います。
そんな時にその余ったデータ容量を、翌月(翌日)に持ち越しして増やしてくれるのがデータ繰り越しサービスです。
申し込み無し、自動で、無料で、この繰り越しサービスが使えます。
データ繰り越しサービスのメリット
- あまりネットを使わなかった月(日)でも損にならない
今月はあんまり動画見なかったなーって月でも、無駄になることなく翌月に繰り越せるので損しなくてすみます。気分的にも。
- 1段階安い料金コースを選びやすい
月に使うデータ通信量が、1GBの次の月が5GB、と安定しない人でも、わざわざ6GBのコースを選ばずに3GBのコースでOKになるので料金を抑えられます。
- データ通信量が多くなってしまう月でも安心して使える
今月だけどうしても動画見ること増えてデータ容量やばいなー、って時でもデータ繰り越し分と今月分のデータ容量で間に合わせることもできます。
もしデータ繰り越しサービスがない場合、あとで説明する容量追加オプションなどにお金を払うか、低速で我慢するかの2択になってしまいます。
500kbpsコース以外のすべてのコースで繰り越し可能
通信容量 | 音声対応 | SMS対応 | データ専用 |
---|---|---|---|
110MB/日 | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
170MB/日 | 2,080円 | 1,500円 | 1,380円 |
3GB/月 | 1,800円 | 1,220円 | 1,100円 |
6GB/月 | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB/月 | 3,000円 | 2,420円 | 2,300円 |
20GB/月 | 4,850円 | 4,270円 | 4,150円 |
30GB/月 | 6,750円 | 6,170円 | 6,050円 |
15GB/月(500kbps) | 2,500円 | 1,920円 | 1,800円 |
500kbpsコース以外のすべてのコースでデータ繰り越しサービスが利用できます。
なのでほぼすべての人が繰り越しサービスを利用できると思います。
ただ、500kbpsに速度が制限されるかわりに、格安で15GB使える500kbps低速大容量コースは繰り越しできないので気をつけてください。
繰り越しできるデータ容量の上限は?
基本的には、契約しているデータ通信量の2倍が上限になります。
なので、3GBのコースなら6GBが上限、10GBのコースなら20GBが上限になります。
繰り越したデータ容量の有効期限は?
月割りのコースなら、今月余ってしまったデータは翌月末まで利用できます。
例:1月に2GB余った→2月1日から2月28日まで余った2GB利用可。その2GBのうち1.5GB使った。→さらに余った0.5GBは3月1日にはなくなる。
日割りのコースなら、今日余ってしまったデータは翌日末まで利用できます。
日割りのコースは月割りよりも繰り越したデータの有効期限が短いことに注意してください。
月割りコースは有効期限が約30日なのに対して、日割りコースは1日です。
そのへんが日割りコースを安く設定している理由ですね。
繰り越ししたデータ容量から優先的に消費してくれる
簡単に言うと、有効期限の残りが少ないデータから優先的に消費してくれるので、特に焦ってデータを使い切る必要はないってことですね。
例:3GB/月のコースの場合
1月 | 2月 | |
使えるデータ量 | 3GB | 2GB(繰り越し分)+3GB(2月分)=5GB |
使ったデータ量 | 1GB | 3GB(データ繰り越し分2GB消費+2月分1GB消費) |
繰り越せるデータ量 | 2GB | 2GB |
コース変更時のデータ繰り越しについて
これは少しややこしいです。
OCNモバイルONEは毎月1回データ容量のコースを変更できます。
1月は3GB/月、2月は6GB/月、3月は110MB/日に変更、みたいなことができるってことですね。
そういう場合でもデータ繰り越しサービスは有効です。
コース変更時の繰り越したデータの有効期限
繰り越ししたデータの有効期限は、変更したコースが月割りか日割りかで変わります。
例:1月に110MBの日割りコース→2月に3GBの月割りコースの場合
1月31日に50MBのデータが余った場合、2月28日まで50MBの繰り越しデータが使える
例:1月に3GBの月割りコース→2月に110MBの日割りコースの場合
1月31日に2GBのデータが余った場合、2月2日には繰り越しデータの有効期限が切れる
つまり、月割り→日割りに変更した場合、繰り越しの有効期限は1日しかないので気をつけましょう。
コース変更時の繰り越しデータの上限
先ほど繰り越しできるデータ容量の上限は契約しているコースの2倍と説明しましたが、コース変更した場合はちょっと変わってきます。
前の月に契約していたコースのデータ量の分を上限として繰り越しできます。
わかりにくいと思うので例をあげます。
例:1月に6GBのコース→2月に3GBのコースに変更した場合
もし1月31日に6GB余っていたら、2月に6GB繰り越せます。
つまり2月は、3GBのコースなのに9GBまで利用できます。
データ繰り越しの具体的なイメージ
日割りコースは繰り越しデータの有効期限が1日しかないのでうまく毎日使うのが大切になります。
データ容量をきちんと管理しよう
OCNモバイルONEの場合、データ繰り越しができるのでなかなかデータ速度制限をくらうということはありませんが、なるべくなら高速にネットを使いたいですよね。
データ容量を上手くコントロールする方法と、使い切ってしまった場合の対処法を紹介してみたいと思います。
wifiスポットや低速モードをうまく使おう
データ容量をうまくコントロールするためには、wifiスポットと低速モードをうまく利用することが大事になってきます。
wifiスポットをうまく使う
wifiスポットはOCNモバイルONEが提供しているサービスで、全国各地80000ヶ所以上の無料wifiスポットが使えるようになります。
wifiに接続している状態ならデータ容量は消費されないので、思う存分ネットが使えるようになります。
wifiスポットの詳細については、こちらを確認してみてください。
低速モードをうまく使う
OCNモバイルONEの公式アプリを使って、ワンタッチで高速・低速モードの切り替えができます。
速度が200kbps以下に制限されるものの、低速モード中ならデータ容量の消費はカウントされなくなるので、節約になります。
データの節約ができてれば、月末に動画を見たい時にストレスにならずにすむでしょ。
低速モードの詳細についてはこちらを参考にしてみてください。
リンクwifi 低速
データを使い切ってしまったら容量追加オプションというものもある
データ容量を使い切ってしまったあと、どうしても高速通信したい場合、容量追加オプションを購入することでまた高速通信できるようになります。
ただ、値段が高くコスパは悪いので注意してください。
リンク 追加オプション
おまけ:利用開始月無料をうまく利用すると30GBまるもうけ
OCNモバイルONEには利用開始月無料というサービスがあります。
利用を初めた最初の月は、そのデータ容量がどれだけ大きくても月額料金が無料になるんです。
その利用開始月無料を利用して、最初に30GBで申し込んで、そしてその月のうちに3GBなどに変更しておけば、30GBまるまる得できちゃうってわけなんです。
最初の月に30GBも使い切れなくても、繰り越しはできるので翌月までは30GB利用できますね。
なお、OCNモバイルONEの利用開始月の数え方が少しややこしいので、詳細については以下のリンクから確認してください。
OCNモバイルONEは利用開始月無料!申し込みの理想的なタイミング
まとめ
ここまで紹介してきましたが、なんやかんやユーザーが使いやすいようにデータの勝手に繰り越し、消費してくれるので特に使う時に意識することってあんまりないんですよね。
OCNモバイルONEがストレスなく利用できるのもこういう気遣いがあるからかなと思ったりもします。
他にも細かいところがシンプルでユーザーに優しいので、昔から人気のある格安simになれたのかもしれません。
乗り換え方はこちらに記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。