容量シェアとは、主契約のデータ容量を、追加したsimカードと分け合って利用することで月額料金がちょっと安くなるというオトクなサービスです。
例えば、主契約の人が10GBのデータ容量で契約したとします。
そこに2枚のsimカードを追加して、3人で10GBのデータ容量を分け合ってデータ通信を利用します。
この場合だと、家族一人一人がそれぞれ3GBの契約をするより1人あたりのデータ容量が多い上に(1人3.3GB)、ちょっと月額料金が安くなります。(3人分合わせて200円ほど安く)
いわば家族割のようなサービスですから、家族でOCNモバイルONEを使うつもりなら利用したほうが良いサービスですよ。
もくじ
OCNモバイルONEの容量シェアとは?家族割のようなものです
通信容量 | 音声対応 | SMS対応 | データ専用 |
---|---|---|---|
110MB/日 | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
170MB/日 | 2,080円 | 1,500円 | 1,380円 |
3GB/月 | 1,800円 | 1,220円 | 1,100円 |
6GB/月 | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB/月 | 3,000円 | 2,420円 | 2,300円 |
20GB/月 | 4,850円 | 4,270円 | 4,150円 |
30GB/月 | 6,750円 | 6,170円 | 6,050円 |
※スマホの方は横スクロールできます。
容量シェアは、まず1人が代表して主契約としてOCNモバイルONEと契約します。
その主契約に必要なぶんだけsimカードを追加して容量シェアを利用します。
容量シェアの例を挙げると、
別々に音声simの3GBを2人分契約 | 1800×2=3600円 |
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容量シェアで音声simの6GBを契約し、1枚simカードを追加して2人で分け合う | 2150+1100=3250円 |
このように少しだけお得に使えるようになります。
(シェア利用のためにかかる費用はあとで説明します。)
シェアでもsimカードごとに電話番号がもらえますし、通信速度も普通の契約と変わらないので安心してください。
追加simカードは4枚まで、つまり最大5人で容量シェアを利用することができます。
ちなみに、この容量シェアは1人でスマホとタブレットの2台持ちしたいときなんかにも便利です。
容量シェアにかかる料金
初期費用
新規で容量シェアを申し込んだ場合 | 全simカード共通 | SIMカード追加手数料 無料 |
---|---|---|
SIMカード手配料 394円/枚 | ||
すでにOCN モバイル ONEを利用していて、容量シェアを申し込んだ場合 | データ通信専用SIMカード SMS対応SIMカード | SIMカード追加手数料 1,800円/枚 |
SIMカード手配料 394円/枚 | ||
音声対応SIMカード | SIMカード追加手数料 3,000円/枚 | |
SIMカード手配料 394円/枚 |
シェアのためにsimカードを追加するときには初期費用がかかります。
- 主契約の人が、新規で申し込みついでにsimカードを追加する場合、simカード追加手数料は無料
- すでに契約している主契約で、追加でsimカードを頼む場合、手数料はデータsimで1800円、音声simで3000円かかる
- simカード手配料はどの場合でも394円かかる
なので家族でシェアを考えている場合は新規契約時にまとめて申し込むようにしましょう。
すでにOCNモバイルONEと契約しているという人は、たまにSIM追加手数料無料キャンペーンをやっているのでその期間中に申し込むのもアリですね。
月額費用
データ通信専用SIMカード | 400円/枚 |
---|---|
SMS対応 データ通信専用SIMカード | 520円/枚 |
音声対応SIMカード | 1,100円/枚 |
追加したsimカード分の月額料金も払う必要があります。
もちろん普通に契約する場合より料金は安いです。(700円安い)
シェアにかかる月額料金の例
この記事の冒頭で挙げた3人家族で10GBの場合、
3人それぞれが音声3GB契約した場合 | 音声3GB1800円×3=5400円 |
---|---|
音声10GBを3人でシェア | 音声10GB3000円+音声シェア費用1100円×2=5200円 |
容量がシェアだと1人あたり3.3GBと少し多い上に月額200円安いです。
4人家族で10GBシェアする場合なら、
4人それぞれが音声3GB契約した場合 | 音声3GB1800円×4=7200円 |
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音声10GBを4人でシェア | 音声10GB3000円+音声シェア費用1100円×3=6300円 |
この場合だと1人あたり0.5GB少なくなるものの月額900円安くなります。
容量シェアのメリット
月額料金を安く出来る
少しとは言え毎月かかるスマホ代を安く出来ます。
先ほど挙げた4人家族10GBのシェアだと毎月900円安くなるので、年間にして18900円の節約です。
支払いをまとめることが出来る
あとで説明しますが、名義を1つにまとめることになるので支払いの管理が楽です。
別々の名義だと、どれが誰の名義で書類はどれで、、、とややこしいことはなくなります。
スマホの使い方によるデータ量の無駄がなくなる
家族の中にはあまりスマホを使わないという人もいるかと思います。
OCNモバイルONEでは一番安くても音声simだと110MB/日の1600円からなので、月に1GBぐらいしかデータは使わないという場合はけっこうもったいないです。
容量シェアならそのようなデータが余る場合でも他の人に回しやすくなります。
容量シェアのデメリット
データ通信量が共有なので、誰か1人使いすぎてしまってデータ残量がなくなったら他の人も通信速度が遅くなります。
契約が別々なら1人がデータ通信制限が来ても自己責任ですが、シェアだとデータ通信量の管理を間違えると他の人に迷惑がかかります。
OCNモバイルONEの公式アプリを使って、高速・低速モードの切り替えをしてうまくデータ容量を管理しなくてはいけなくなるので、少し手間が増えます。
容量シェアの注意点
容量シェアは名義を1つに揃える必要があります。
その際に一つ注意点があります。
MNPする場合、前のケータイ会社のうちに名義を統一しておく
公式サイトより
家族全員が他社のスマホをお使いで、さらに名義が異なる場合、ご利用名義をすべて同じ名義に変更してから「MNP予約番号」の取得手続をしてください。
ご利用名義が異なったまま、乗り換え用の「MNP予約番号」を発行した場合、容量シェアを利用してOCN モバイル ONEに乗り換えることができません。
主契約の人と名義が違う状態で、OCNモバイルONEにMNPで乗り換えしたあと名義を揃えて容量シェアを利用する、ということは出来ません。
前のケータイ会社のときに主契約にしたい人の名義に揃えておくことが必要です。
ただこれはMNPする場合の話であって、新たに電話番号を貰う場合やデータsimでのシェアなどでは前のケータイ会社の時に名義を揃えておく必要はありません。
容量シェアで追加した分はOCN光モバイル割が適用できない
OCNの光サービスとOCNモバイルONEをセットで使っていると、OCNモバイルONEの月額料金が200円割引になるOCN光モバイル割というサービスがあります。
別々の契約なら1人ごとに200円割り引きがされますが、容量シェアだと1人分の200円しか割り引きできません。
OCN光モバイル割の詳しい内容についてはこちらを参考にしてください。
まとめ
・家族、複数端末で使うなら容量シェアで料金をお得に
- なるべく主契約の新規申し込み時にsimカード追加をしよう
- simカード追加手数料無料キャンペーンもやったりするのでそのタイミングを狙うのもアリ
- 容量シェアはデータ通信量の管理に気をつけよう
- 前のケータイ会社のうちに主契約の名義に揃えておこう
容量シェアをうまく使えば少しではありますが家族のスマホ代を抑えることが出来るので、ぜひ活用してみてください。
OCNモバイルONEの申し込み方法はこちらを参考にしてみてください。